扶桑家系研究所は、皇室および武家の家系について調査・研究しております
皇位継承

 

     

       
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【目次】
1. 皇位継承・女系と女帝
2. 皇位のゆくえ(皇位継承・女帝と女系・パート2) 随時更新
3. 皇位継承及び皇籍復帰(皇位継承・女帝と女系・パート3)
4. 皇室系図(皇位継承及び一族概略系図)(皇位継承・パート4)
5. 謀略女系天皇(皇位継承・女帝と女系・パート5)
養子・猶子系図へ
                          『皇位継承・女性天皇(女帝)と女系天皇』        男系と女系系図へ
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● 首相の私的諮問機関である 「皇室典範に関する有識者会議」 は、 本来、 女帝の問題と女系天皇の問題は分離して検討すべき問題であるが、 政府による世論誘導により、 愛子内親王の子孫が皇位を継承する(女系天皇家創設)事に抵抗が少ないという感触を得て、 有識者会議は、 当初より「女系天皇ありき」という方向で議論を進めている。 これに対しては、 東大の小堀桂一名誉教授や高崎経済大の八木秀次助教授ら有識者が「皇室典範問題研究会」を10月6日に結成した。 「有識者会議」 が、 「女系継承を前提とする女系天皇容認の方向で意見集約を行っている事に対する危機感による。 皇族や旧皇族の意向を聞かず、 又、 天皇家存続の歴史の持つ重みも意図的に回避し、 とにかく女系天皇家創設に道を開くという意図、 その為に、 まず愛子内親王に皇位継承権を付与する為の皇室典範の改正(女子にも皇位を認める為の改正であって、 養子を認めるための改正は眼中にない)を推し進めようとしている。 このメンバー(有識者会議のメンバー)に皇室研究家と呼ばれるような人は含まれていない。
   総理・政府・有識者会議は、 拙速に結論を出そうとしている事は問題である。 多くの国民は、 皇位継承の歴史を充分に理解せず或いは、 愛子内親王の即位に目を奪われ、 街頭インタビューなどでも、 安易に容認する答えが目立つ。 現時点では世論誘導に成功していると言えるが、 果たしてそれでいいのかという事である。 愛子内親王が、 将来即位して天皇となる事については、 男女平等・ 男女機会均等という流れからすれば反対する人はいないであろう。 それは男系が断絶した場合の話である。 現在の流れが進むと、 秋篠宮の継承権が、 愛子内親王の次位にズレる可能性もある(相続順位は、 これから再検討される)。 これは、 皇位継承の歴史を理解しない暴論である。
  天皇家は近年こそ直系継承だが、 それ以前は、 兄弟相続・傍系・養子継承なども行われていたのである。 天皇・皇太子・愛子内親王という流れは、 皇位継承の歴史を無視するものである。 皇室が存続する以上、 皇室及び皇位継承の伝統は断絶させてはならない。 女帝の事は、 過去にも例があるのでその事は問題ではない。 しかし、 女帝が即位しても一代限りで、 過去に女系天皇が存在した事はない。 女帝が即位しても、 その後は男系皇統に回帰していた。 その事を念頭におくべきであるのに、 養子縁組で男系を維持する方法については、 意図的に排除している。 旧宮家の皇族復帰には問題もあるが、 明治天皇女系と、 昭和天皇女系でもある旧宮家については、 検討の余地はあるのではないかと考える。 とは言っても、 その血脈すべての復帰は、 国民の賛同を得るのは難しいであろう(経済的な問題も含め)。 しかし、 皇統維持の一つの方法としては、 検討から、 早々に排除すべきものでもない。 11月3日付の読売新聞には、 三笠宮寛仁親王の発言(女性天皇容認に関する疑問)が掲載され、 昼のワイドショーなどでも紹介された。 政府や有識者会議の世論誘導(女帝と女系容認)への危惧もあったのではなかろうか。
(2005.11.3 随時更新)
今後、 どの様な形でも天皇家を維持していく為には、 皇室典範の改正は避けて通れない。 暫定的には女帝の即位も視野に入れなければならない。 しかし、 現在の有識者会議は、 男系皇統の維持・復活(現行の皇室典範の対象者は、 皇太子、 秋篠宮、 常陸宮、 三笠宮崇仁親王、 三笠宮寛仁親王、 桂宮宜仁親王のみで、 旧宮家男系は、 皇胤だが、 法律上の皇統からは排除されている。 従って、 男系皇統を拡大するには、 旧宮家男系の復活問題が浮上する)は眼中にないというか、 意図的に排除する方向で、 女帝容認論に抱き合わせて、 女系天皇容認論の拡大、 女系天皇家の創始を狙っている。 しかし、 この女系天皇家の創始は、 天皇家廃止の方向でもある。 男女平等は隠れみので、 天皇家の権威の失墜が狙いである。
男系と女系系図へ
   天皇家二千六百年(皇紀2665)というのは、 史実に照らせば正しくないが、 少なくとも千六百年、 桓武天皇の時代からでも千二百十年余の間、 男系皇統を維持してきた事が、 権威の源泉であり、 それは、 皇祖の男系遺伝子(Y染色体)の継承による。 そしてそれは、 直接の祖先の天皇から六親等以内であり、 前の天皇から、 十三親等以内で、 皇位を継承している(後亀山天皇から、 後小松天皇の継承が、 十二親等、 後桃園天皇から光格天皇の継承が七親等)。 その開きを埋める為に、 養子・猶子という関係を結び、 或いは、 皇女の入婿という形を表面上とりながら、 皇位を繋いで来たのである。 女系天皇家の第一子が女子の場合、第一子に無原則に継承権を与えると、再び女系天皇家が創始される。 そうなれば、 現在の皇室との血縁も薄まり、 本来の伝統・権威とは無縁の存在となり、 それなら廃止すればという議論も発生しよう。 かつてポーランドは、 女系王家となり、 更には選挙王政となり国家は崩壊した。
   象徴としての権威すらなくなったからである。 イギリスも女系王家であるが、 王家創始後は、 原則として男系で、 女帝の場合も、 王配は、 血縁から迎えている他家の王族であっても、 イギリス王家と女系血縁があるので、 おおきな問題にはならなかった。 むしろ宗教面が影響した。 イギリス国王は、 国教会の首長でもあるので、 王家の血脈でもカトリックは排除された(これにより、 王位は、 ハノーバー家に移った。 その後、 その女系のサクス・コバーグ・ゴーター家から婿を迎え、 その末裔がエリザベス二世である)。 
   女系天皇家創始を狙う人々は、 外国の例を持ち出すが、 歴史的背景が異なる事を覆い隠しての世論誘導である事に注意を払わねばならない。 日本国民が皇室存続を今後も指示・容認するなら、 まず皇位継承の実態を理解しなければならない。 それを理解すなら、 女帝容認と女系天皇は別次元の話である事は理解出来よう。 男女平等と云われる現代において、 愛子内親王の即位まで反対する人々は少ないのではないか? 皇太子の後、 秋篠宮が継承し、 その後に皇統男子がなければ、 平成天皇嫡流の愛子内親王が即位しその後は秋篠宮の娘である内親王が即位すれば今世紀中頃までは、 昭和天皇の男系皇統による皇位継承は維持されるのである。 その後をどうするかは検討課題(それまでに、 皇室典範は改正されるわけであるから、 旧宮家から養子を迎えるか、 皇配を迎えるかし、 その後継者に皇位継承権を与え、 宮家を創設すればよい)であるが、 民間から皇配を迎えて女系天皇家を創始する事を早急に結論付ける理由はない。
   有識者会議、 とりわけ議長の吉川氏が急ぐのは、 女帝天皇容認は切っ掛けで、 本当の狙いは、 天皇家の歴史的権威の失墜ではなかろうか? 象徴天皇制は、 今や定着したものであり、 天皇制に反対していた政党も象徴天皇制については容認・現状追認している。 国民の多くが天皇制廃止を望まない限り維持されるもので、 そこには歴史的伝統に支えられた背景がある事を承知しておくべきである。 そういう伝統や事実を隠して女系天皇家を創始するなら、 天皇制は廃止した方が伝統に従う事になるであろう。
   伝統の中にはタブーもあり、 宮中祭祀の中には、 近代になって整備されたものの外に連綿と伝えられたものもある。 天皇が祭祀王の地位を伝えている事は無視できない事である。 政治は、 公家や武家に委任しても、 祭祀は、 時の権力者も犯すことの出来ないものであった。 女帝の時代には、 皇統男子(兄弟、 甥、 傍系男子)が代行し、 女帝は一代で、 傍系男子の皇統に回帰した。 つまり、 祭祀王の皇統は常に男系であるという事である。
   天皇が女帝である場合、 天皇家内部では、 政治上の天皇と祭祀上大王(天皇代行者)が存在した(表に出るのは、 政治上の天皇)。 これは、 天皇家が神の末裔と称する限り(それが神話の世界の話でも)避ける事はできない。 現在でも、 都会の事は知らないが、 田舎の神社では、 清掃奉仕において、 女性は、 拝殿や奥の院には立ち入ることが出来ない。 氏神様と云われる神社には、 連綿としたタブーがあるからである。 部落持ち回りで参加する(一部の宗派の信者は参加拒否もあるが)、 仏教徒でも地域の氏神という事で参加するが、 何故女性が拝殿の掃除をしないかの説明はない。 伝統のなせる技で、 自然に受け入れているという事なのであろう。 境内の清掃は、 男女協力して行うが、 ある特定エリアには禁忌が存在し、 それに従う。 日本にはそういう伝統文化があるという事にも配慮すべきである。
(2005.11.4随時更新)
● 何を狙う。 有識者会議吉川座長。
女系天皇創始が狙いなのか、 吉川座長は、 皇族から意見聴取はしない考えを表明、 仮に皇族から意見発信されても「会議の議論に反映することはない」と明言してきた(産経新聞HP.10.6より)。 しかも、 皇族からの意見聴取は違憲に当たると強弁している。 皇室にかかわる会議(皇室会議)には、 皇族二名が議員として参加しており、 皇族の意見を聞く機会は排除していない。 従って、 今回の問題で意見を聞く事は、 違憲でも何でもない。 これについては、 憲法学者の百地章・日大教授より、 根拠なき発言と指摘非難されている。 大原康男・国学院大学教授も 「皇室典範改正は、 皇室にしても最大の関心事項にもかかわらず、 皇室のご意向が反映されるべき回路がない。 極めて非民主的なことだ」と指摘されておられる(産経新聞HPより)。
   これは、 吉川座長は、 当初から女帝・女系天皇容認論ありきで、 皇族から反対意見が出る事を恐れたからであり、 自分は国民の代表として議論しているので、 国民の意見も聞く必要がないという考えも、 同様の根拠によると思われる。 皇位継承の歴史を理解している国民からは、 当然反対意見も予想されるからである。 将来の愛子内親王の即位には、 国民も一定の理解を示しているが、 女系天皇家創設の狙いについて理解しているわけではなく、 愛子内親王即位に幻惑された世論誘導の結果に過ぎない。
   吉川は、 直系の後継者は、 現実にいらっしゃらないと発言するが、 実際には、 皇太子が直系の後継者として存在するし、 現時点なら、 天皇の次太子としての秋篠宮も健在である(万が一にも、 皇太子に不測の事態があれば、 秋篠宮が皇太子となる)。 直系不在は、 皇太子即位の時点の話であって、 現時点では、 現行の皇室典範上何の問題もない。問題なのは、 吉川座長が、 事実上、 秋篠宮の皇位継承権を排除している事である。 平成天皇・皇太子・愛子内親王を想定し、 更に、 第一子優先を考えている。 もし皇太子に男子が生まれても、 愛子内親王が皇太子という事である。 皇位継承権や即位順は改めて検討すると述べているが、 第一子優先で押し切る可能性も排除されてはいない。 男系排除・女系天皇創始ならそういう結論になるであろう。 ただ別の有識者グループが、 有識者会議の答えの出し方に異論を唱え、 皇族からも反対論が出て強行突破出来るかは、 現時点では何とも言えない。
   ついに、 皇族からも異論が出て来た。 10月3日の読売新聞で、 三笠宮寛仁親王の私見が記事として紹介され、 報道各局も、ニュースなどで紹介、 翌日の中日新聞朝刊でも、 同様の記事が掲載された。 充分に男系皇統継続の手段を講じずに、 女帝擁立・女系天皇家創始に走ってよいのかという主旨の御発言である。 当然の事であるが、 吉川座長は、 この様な事が起きる事を予想して、 皇族の発言は、 有識者会議に反映しないと発言し続けたのであろう。 三笠宮の御発言は、 皇室・天皇家の存続の由来・根拠・歴史的事実を考えれば当然の事である。皇室典範の改正は必要になるが、 女系天皇家創始の為の改正もあれば、 男系皇統継続の為の改正もある。 まずは伝統に沿う形の改正を第一に検討すべきであろう。 女帝容認を女系天皇家創始容認にすり替えようとする有識者会議の動きには、 今後も、 国民は注視すべきである。
   戦後も天皇家が廃止されずに現在に至るのは、 名目だけの天皇家ではなく、 国民統合の象徴としての役割を担っていたからである。 戦後、 「熊沢天皇」が出現し、 短期間であるが、 GHQが肩入れして国民の反応を見たが、 多くの国民は、 天皇家(当時は、 昭和天皇と一族宮家)を統合の象徴として支持した。 昭和天皇の行幸は熱狂的に迎え入れられたが、 熊沢に対するそれは、 冷ややかなものであった。 GHQは、 数カ月で熊沢を見放し、 天皇家は象徴天皇一家として、 敗戦国であるにもかかわらず存続を許された。 ただ象徴皇室としては、 あまり広範囲にならない方が望ましいという事で、 GHQは、 旧宮家の皇籍離脱を迫り、 結局十一宮家は皇籍離脱した。 本来の臣籍降下とは異なるので、 源姓とかの賜姓はなく、 宮号を家名とした。 この末裔は、 現在は皇族ではないが、 男系皇胤である事には変わりがない。 旧皇族摂関家(皇別摂家は、 臣下への養子縁組なので、 系譜は切り離される)は、 皇籍ではないので、 血脈があっても除外される。 現皇室にとっては男系は風前の灯火ではあるが、 男系皇胤は存在しているので、 皇室典範の改正による皇統復活は可能なのである。 この血脈は、 単に伏見宮の系統というばかりでなく、 幾つかの家系は、 光格皇統の養子男系であり、 明治天皇の女系でもある。 更には、 昭和天皇との二重女系もある。 天皇家直系男系の断絶に備え、 江戸後期から明治に養子男系も準備していたのである。 従って、 男系皇統による継承は、 まだ議論の余地があるという事である。 直系相続はまやかしで、 多くは傍系相続である事実を知っておくべきである。
(2005.11.4.随時更新)
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近代天皇家系図』
近代皇室の系図
 
 * 天皇家は、世襲親王の地位保全と皇位継承権者の確保の為に、養子・猶子縁組みをした。
 
疑似皇統(実子・養子系図)
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● 養子・猶子男系皇統
後桃園天皇の女婿として皇統を継承した閑院宮家の兼仁王(119代.光格天皇)は、 仁孝天皇の外は、 皇子が早世しており、 世襲親王家存続の為の猶子以外に、 皇位継承も視野に入れた養子も迎えている。 伏見宮家の邦家親王は猶子だが、 伏見宮貞敬親王の皇子の清保親王は養子であり、 この親王は、 後に孝明天皇の猶子となり、 山階宮晃親王となられている。 有栖川宮韶仁親王も光格天皇の猶子であり、 更にその子供の幟仁親王も光格天皇の猶子となっている。 伏見宮貞敬親王の王子の守脩親王は、 光格天皇の養子であり、 後に梨本宮家を創始する。 伏見宮家の成憲親王は、 仁孝親王の養子となり、 中川宮・賀陽宮を称し、 更には久邇宮朝彦親王となる。 同じく伏見宮家の嘉彰親王は、 仁孝天皇の養子となり、 仁和寺宮・東伏見宮を称し、 小松宮彰仁親王となる。 同じく伏見宮家の満宮は、 仁孝天皇の養子となり公現法親王となり、 青蓮院・梶井宮・輪王寺宮門跡となり、 後に北白川宮能久親王となる。 有栖川宮幟仁親王の皇子の熾仁親王も仁孝天皇の猶子となり、 朝廷にあって孝明天皇を補佐し、 倒幕軍の総帥となられた(明治政権下では陸軍大将に就任)。
   孝明天皇も、 明治天皇の外に継承者がいないので、 伏見宮家から養子・猶子を迎えている。 養子の尊秀法親王は、 後に華頂宮博経親王となる。 信仁法親王は、 後に北白川宮智成親王となり、 北白川宮家を創始、 易宮は、 閑院宮家を継承し載仁親王となる。 孝明天皇猶子の山階宮晃親王は、 元光格天皇の養子であった。 明治天皇の皇子は大正天皇以外早世しており、 有栖川宮幟仁親王の王子の威仁親王、 華頂宮博経親王の王子の博厚親王、 伏見宮邦家親王の王子の依仁親王(東伏見宮依仁親王)を養子としていた。 又、 明治天皇は皇女を、 竹田宮恒久王、 北白川宮成久王、 朝香宮鳩久王の妃とされている(「姓氏家系大辞典」 掲載の皇室系図による)。 従って、 北白川宮・竹田宮、 久邇宮・賀陽宮・東久邇宮・朝香宮家は、 仁孝天皇の養子男系皇統であり、 竹田・北白川・朝香・東久邇宮家は、 明治天皇の女系でもある。 更に、 東久邇宮家の嫡流は、 昭和天皇の女系でもある。
   有栖川宮家は絶家となったが、 華頂宮家は、 明治天皇の養子男系皇統である。 現存する旧宮家は、 伏見宮の流れを汲み、 単純には極めて遠い血脈であるが、 光格天皇(現在の皇室の直系始祖)皇統の養子男系皇統であり、 直系が絶えた場合、 継承の資格はある(現在は、 皇籍離脱中なので、 皇室典範の改正が必要となる)。 特に、 男子を有する竹田・朝香・東久邇の旧宮家は、 明治天皇の女系でもあるので、 女帝誕生や女宮家創始の場合、 皇配・宮配候補の有資格者と考えられる。 場合によっては(皇室典範の改正)、 皇位継承者にもなりうる。 しかし、 有識者会議、 とりわけ座長の吉川氏は、 養子男系や旧宮家は眼中にないというか、 女帝容認のムードに便乗して、 女系天皇容認の体制づくりに奔走している。 この動きに対しては、 現在の皇族内部にも異論があり、 その現れが、 三笠宮寛仁親王の私見表明である。 その内容には検討に値するものもあるし、 現代の世情になじまないものがあるが、 その私見(提言)は、 頭から排除すべきではない。 歴史研究者の中には同様の見解の方もおられる。 又、 有識者会議の議論の進め方に異議を唱える別の有識者のグループにも同様の見解やそれに近いものがある事にも留意すべきであろう。 最初に答えありきの有識者会議の議論は、 あらゆる角度から真摯に論議されたものではないという印象が残る。
(2005.11.5.随時更新)
『皇位継承・女性天皇(女帝)と女系天皇』 (つづき)
● 早急に報告書をまとめようとする有識者会議に閣僚からも慎重論。
寛仁親王のエッセイが波紋を拡げているが、 麻生外相も女性天皇の問題は、 「慌てて決める話ではない」との認識を示す。 重要な問題なので、 慎重に議論するべきだとの認識であるが、 拙速に結論を急ぐ有識者会議に対する危惧の現れである。 それは当然の事である。 自民党であろうとなかろうと、 日本の歴史・皇室の歴史を考えれば、 たかだか10名の有識者と云われる人々が、正味三十時間程度で決めていい問題ではない。
   何をそんなに急ぐのか。もっとも、 座長の吉川氏は、 当初より女帝・女系ありきであったから当然と云えば当然でああるが・・・・。
   本日(11/7)発売の「週刊ポスト」でも、 「女帝容認論の拙速」と「天皇家の不在」大論争というタイトルでこの問題を取り上げている。 同誌では、 「日本の文化・歴史の大転換をたった10人の委員で決めていいのか」と疑問を投げかけている。 京都大学大学院の中西輝政教授(国際政治学)も、 「有識者会議の女帝容認論には、 長期的な展望か欠けており拙速である」と喝破されておられる。 愛子様は男系だから問題はない(過去にも例がある)が、 その子供が即位した場合(女系天皇)、 「正統性」 の問題が蒸し返される可能性がある。 天皇制に反対する勢力は、 「男系の血統が途切れた時点で皇室は終わった」 などと主張する可能性が高い。 それは当然の事で、 伝統・歴史に裏打ちされない女系天皇家など必要ないというのは、当然と云えば当然である。
   現在の天皇家・皇室が戦後も存続したのは、 日本の象徴として、 国民統合の象徴として、 多くの国民に支持され、 戦後の国家再建の支えとなった事は否めないし、 そうであるから、 GHQも占領政策の為に温存したのである。 その根拠は、 連綿とした系譜(事実は別の問題)と、 日本の伝統の中核(権威の象徴)としての歴史の重みである。 天皇家は、 系譜の上では、 初代天皇からの血脈という事になっている。 科学的には、 男系による始祖天皇のY遺伝子(染色体)の継承という事になる(改竄説とか、 王朝交替論などあるが、 系譜上は連綿とした系譜)。 現在の皇室と旧宮家は、 伏見宮貞成親王の血脈であり、 共通の男系遺伝子を伝える。 近年、 明治天皇すり替え説があるが、 信憑性のある資料のよる証明は成されていない。 ここでは通史に従って意見を述べる。
   伏見宮貞成親王を始祖とする皇室と旧宮家は、 同一の男系遺伝子を継承し、 その内の数家は、 東山・光格皇統との養子男系であり、 更に数家は、 明治天皇天皇の女系でもある。 従って、 民間から婿を迎え、 完全女系に移行するより旧宮家皇胤を婿に迎えた方が、 家名は変わっても男系皇統が維持され、 その上、 現皇室の女系ともなる。 養子縁組が無理でも、通常の婚姻(婿入り)で、 旧宮家を迎える事は可能なのである。 さらに、 皇室と旧宮家は親睦会を組織し、 交流を保っているのでその中で、 見合いをするのは可能なのである。
   なぜ、 吉川座長は、 旧宮家を排除しようとするのか。 男系遺伝子(Y染色体)を途絶えさせて、 最終的に皇室の権威を失墜させて、 天皇制廃止に追い込むつもりか? 皇室を廃止にするなら、 そんな方法を採らずに、 国会に上程し、 廃止多数で決議したら、 最終的には、 国民投票で決すればいい。 現行の皇室典範の改正を見送れば、 いずれ検討すべき課題となろう。 しかし、 現時点では、 多くの国民は、 象徴天皇制に抵抗はなく、 まずは、 男系男子の継承権者が不在となってから、 女帝候補者と旧宮家の縁組か、 完全女系天皇の創始か、 天皇制の廃止か議論すればいい。
女系天皇は、 表面上の血脈は続くが、 男系遺伝子(Y染色体、 権威の根源)が途絶える事は承知しておくべきである。 現時点で、 旧宮家に男系遺伝子が伝えられているので、 婿として迎え(養子ではないので皇位継承権は与えられない)、 皇室と旧宮家の血脈が再合体すればいいのである。 60年前に、 皇籍離脱したものを養子とする事については、 国民の間にも違和感があるかも知れないが、 民間から皇配を迎えるなら、 旧宮家から婿を迎えても問題なかろう。 旧宮家復活や養子縁組を阻止しても、 皇配になる事は可能である。 これに文句を付けるなら、 最初に答えありき(女系容認)の為の屁理屈でしかない。 吉川座長はどう答えるのか? 来年の通常国会で議論する国会議員は、 どのように認識し、 どう答えるのか。 歴史の理解と常識、 そして見識を問われる事となる。
(2005.11.8.随時更新)
● 狙い通り突っ走る吉川座長。
有識者会議は、 11月7日、 とりまとめの為の会合を除き、 公式会議を終了した。 新聞社などのネット配信の記事などによると、 三つの答えが用意されている。
1. 女帝と女系を容認する(女系天皇家・女系宮家の創始を認める)。
2. 皇位継承順位は、 長子(男女問わず第一子)優先する。 * 長所として、 「分かりやすく、 順位が早く定まる」とする。* 欠点は、新たな天皇家が一代で終わり、女系連鎖の可能性がある。
* 現行制度と大きくかけ離れている点についても、 「おおかたの国民の理解を得られる」との意見が大勢として、 批判を突っぱねている。
※ 世論誘導により、 歴史的意味を知らない国民が、 十分な判断をせずに答える事が正しい理解と言えるのか?
3. 永久皇族制(女系天皇家・女系宮家も含む)
1.と2.が、 最終とりまとめで確定し、 報告書にまとめられ、 国会で決議された場合、 大きな問題点を内包する決定となる。女系天皇家(第二天皇家)の第一子が女子である場合、 第二の女系天皇家(第三天皇家)が出現する事となる。 現天皇家の男系遺伝子(Y染色体)の継承は断絶するし、 単純に血脈としても四分の一であり、 更に第二天皇家の男系遺伝子(Y2染色体)も継承されない。 これは完全な王朝交替であり、 しかも連続して女系天皇家誕生となれば、 皇室の権威・長い血統の歴史(単なる血脈ではない)・カリスマ性は失われる。 そのような家系に、 象徴天皇としての意義は見いだせない。
   男子がいても、 事実上継承権を排除するという事は、 家の概念の破壊であり、 天皇家存続と矛盾するものである。 個人による国家形成なら、 天皇家(王家)など不要である。 どうしても必要なら、 ポーランドに在ったような選挙王制(国家の象徴たる天皇=特別公務員を選挙で選出)にすればいい。 特別身分の皇族など不要である。
   歴史的に「家」というものは、 世襲により伝えられ、 養子による以外姻族に継承される事はない。 家とは基本的に内系による継承であり、 外系による継承はない。 日本においては、 「家」の頂点に立つのが「天皇家」である。 男子優先を排除する事は、 天皇位を天皇家から他家に移すという事である。 つまり、 天皇家から、 他家が天皇位を奪うという事である。 過去の日本においても女帝は存在したが、 女系天皇家(藤原天皇家、 平天皇家、 足利天皇家)が出現しなかったのは、 傍系・養子相続であっても、 一統継承(男系相続)こそが、 唯一(それが名目的なものでも)権威の根源であったからである。
   長子優先主義は、 確かに分かりやすいが、 男系が存在しても、 王朝交替の可能性が生じ、 伝統の継承からは好ましい事ではない。 不測の事態に備えて 「帝王学」 を学ばせる事は必要だが、 早々に確定する必要はない。 「皇統維持」 の為には暫定一位とする、 兄弟姉妹間男子優先が望ましい(現状で第二天皇家誕生はやむを得ない部分もあるが、 第三天皇家の誕生は、最大限回避すべきである)。 但し、 現行の皇室典範の様に男系男子に限定せず、 内親王には継承権を保持させればいい。 B 女系容認で、 すべての皇族に永久皇族制を適用するのは、 国民に負担の増大を求める事に繋がる。 皇族の数が極端に膨張する危険性があるからである。 しかも、 現在皇室とは、 皇統の断絶した疑似皇統の拡大という問題がある。 又、 天皇家と宮家の間に血統(血脈ではない)の断絶が最初から生じている。 在る程度の世代を経過したら、 皇族から排除すべきである。皇族の範囲は、 親王・内親王の範囲までとし王・女王は、 適切な段階で皇籍離脱とすべきである。 やむを得ない理由が生じた場合は、 王(傍系宮の嫡流の王)については、 宣下により親王とし、 三世まで世襲親王とし、 皇位継承がなければ皇籍離脱とする事で拡大を防止すべきである。
(2005.11.9.随時更新)
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 ● 有識者会議の方向と問題点
 予想される有識者会議の結論は、 次のようなものになるだろう。
 1. 女系容認(愛子内親王の即位を可能にし、 その跡の皇位は、 原則としてその子孫に継承させる)。
 2. 長子優先(第一子が女子である場合、 再び女帝が誕生し、 皇位は新たな天皇家に移る)。
 3. 永久皇族制の堅持(女系宮家の創始と拡大)。
 4. 旧宮家の皇籍復帰は認めない。 旧皇族が養子となって継承権を得る事を排除する。
概ねこの四項目が骨子になるであろう。 しかし、 これらの結論には重大な問題を含んでいる。
1.女系容認・長子優先となれば、 男系男子たる秋篠宮の継承権が事実上排除される(当然それ以下の継承権者も排除)。(現在の皇統に男子継承者がいるにもかかわらず、 現在の皇統は、 皇位継承権を事実上失う)
2.旧宮家の皇籍復帰や養子を認めなければ、 皇室の存続原理である男系皇統は廃絶となる。(旧宮家全体の復帰がなくても、 養子が認められれば、 男系皇統は継続される)
3.永久皇族制を続けた場合、 女系天皇家(異なる皇統)が複数誕生する可能性あり、 その場合、 現在の皇室は、 同一家系・同一皇統(男系染色体継承)であるが、 新制度では、 異なる皇統が並立する事になる(女宮家も含む)。 又、女系宮家を広げると必要以上に宮家が増加、国民負担の増大を招く。しかも、異なるY染色体持つ宮家が複数誕生する事となる。財政難が生じた場合、誰がどの宮家を排斥(皇籍離脱)するのかという点なども問題となってくる。戦後、皇籍離脱は、GHQの圧力による旧宮家の皇籍離脱を除けば、皇族女子の婚姻による離脱しか例はない。三笠宮寛仁親王や秋篠宮の離脱の動きは阻止されている。皇族の範囲を明確にして(皇族は五世の王・女王までとし、それ以下は王号を所持しても皇族とは見なさないというような限定皇族制)対応せず、単に永久皇族制というのは見識がない。
4.連続して女系天皇家が誕生した場合、 天皇家の歴史的重みやカリスマ性が薄くなり、 皇室廃止論が浮上する。 私見を述べれば、 男系皇統による存続が不可能になった時点(男系女帝までは問題ない)で、 国家財政が事実上破綻の方向で数億円の財源が必要な皇室と宮内庁は、 廃止すればいいと考える(女系天皇不要論)。
5. 有識者会議の問題点は、 女帝論と女系論を意図的に分離せずに論じ、 世論誘導を図った点にある。結果として、 世論調査では、 70%以上が女系容認という回答となって現れた。問題は、 この回答をした国民が、 皇位継承の歴史や伝統を、 殆ど理解していないという事である。 女帝は過去にも存在した。 愛子内親王が、 緊急避難措置として即位する(愛子天皇となる)事に反対しているわけではない。 しかし、 有識者会議は、 愛子内親王に弟が誕生した場合、 秋篠宮に親王が誕生した場合の皇位継承権を事実上剥奪する方向に向かっているという事を理解していないのである。
   現実の問題として、 愛子内親王の皇位継承が問題となるのは、 最後の男系が皇太子となった後である。 本来は、 愛子内親王の継承権を認め、 将来、 最後の男系の後に即位を認める形にしておけばよかった。 厳密に言えば、 現在の皇室典範に照らせば、 天皇に男子がいない場合、 その皇位は弟が継承する事となる。 となれば、 秋篠宮が皇位を継承する最後の男系で、 その直系は、 眞子内親王という事になる。 そうなれば、 愛子内親王は傍系となり、 皇位継承権を持っても、 順位が下がる事となる。 つまり、 現時点で、 皇太子の後の第一継承権者を愛子内親王にしようとする有識者会議の答えの出し方はおかしいのである。 今後、 皇室に男子が誕生しても、 事実上、 皇位継承権は奪われる(形式的には与えられても、 女系天皇家創設・第一子優先という形が確立すれば、 皇位は第二天皇家に移る)。 つまり、 愛子天皇を最後に、 正統天皇家・皇室は、 皇位継承権を失うという事態が発生するのである。
   非皇統・非皇胤が天皇家を創設する時、 天皇家は、 国民統合の象徴とはなりえず、 天皇制の廃止という問題が浮上、 そうなれば、 憲法改正という事になる。 現在、 憲法改正問題が浮上しているが、 九条の問題でどう進展するか分からない。 正統皇統と皇胤が現存するのに、 新たな天皇家を創設する事が現実の問題となった時には、 反対論が浮上する可能性は当然に考えられる。 女系天皇家容認、正統皇胤による正統天皇家復活、天皇制廃止の三極のせめぎ合いは、 想定の範囲内の事である。 私見を述べれば、 国家財政が事実上破綻している(三十兆円以上の赤字で現在も進行中)日本が、 リストラなど経済的理由で、 三万人以上の自殺者が連続している日本が、 一家で五千万以上(将来の子供も含めると)かかる宮家を新たに設立(女宮家)するとか女系の連鎖で異なる皇室を設立するなら、 国民負担軽減の為にも、 天皇制は、 現在の皇室の皇位継承権者が不在となった段階で廃止にすればよいと考える。
   皇室典範を改正して、 内親王まで継承権を認めれば、 あと半世紀は、 不測の事態がない限り天皇制は維持される。 半世紀後には、 戦後、 天皇を象徴として奉った世代は消え(戦前の天皇崇拝教育を受けた世代)、 昭和世代も消え、 平成世代の世の中となる。 その時に、 彼らが天皇制を容認するか、 非皇統の女系天皇を容認するかは、 彼らに委ねるべきである。 取り敢えずは皇室典範を一部改正して、 男子なき場合、 内親王にも継承権を与える形にする。 女系宮家は永久皇族ではなく、 親王・内親王までとし、 王・女王は、 婚姻により皇籍離脱とすればよい。
   有識者会議の女宮家創設論と、 第一子後継者論・永久皇族論は、 財政を無視している愚論である(宮家創設の連鎖を考えていない)。 4.とも関連。 6.帝王教育を第一子のみと考えているが、 少なくとも、 第五位の継承権者までは、 帝王教育を授けさせておけば、 第一子が女子で、 第二子が男子でも、 将来この男子が継承しても、 天皇としての品格を保つ事は可能であろう。 それでも不安があるなら、これから誕生する正統皇族の男子には、 すべて帝王教育を請けさせればよい。 女性も内親王に対しては同様の教育をしておけば、 相続順位が入れ替わっても問題はない。
   有識者会議は、 実質三十数時間ないし四十数時間で結論を出した。 他の有識者から拙速と批判がでるのは当然だし、 伝統を重んじる神社関係からの批判も当然である。 又、 皇族内部からも疑問が指摘され、 或いは、 旧皇族の子孫からも批判が出ている。 最初に答えを用意した会議など、 欺瞞以外の何物でもない。 個人的には、 民主主義を貫徹するなら共和制へ以降すべきと考える。 しかし、 伝統文化という事を考えるなら、 そして、 戦後から現在までの皇室の果たされた役割を考えるなら、 象徴天皇制と皇室は存続させるべきものと考える。 その資格があるのは、 正統な皇族・正統な皇胤、 即ち、 天皇家の男系染色体を受け継ぐ人々である。 どちらにしても、 新しい皇室に天皇位を継承させるのなら、 非皇族ではなく、 皇族・皇胤の家系こそ望ましい。
   旧伏見宮系統が、 世襲親王家として皇籍離脱まで皇族の地位を保ったのは、 南北朝の混乱期以降、 皇室本流が断絶した場合にも、 皇位を継承させ天皇家を維持する為である。 云わば第二皇室として、 天皇家と姻族・養子関係を結びながら家系を維持した。 同様の理由で、 有栖川宮家、 桂宮家、 閑院宮家が創設された。 現在の天皇家は、 閑院宮家の出身で、 天皇家に入り婿という形で皇位を継承している。 皇室典範の改正は必要なので、 旧宮家すべてを復活させるのは、 経済的要因などで問題となるが、 明治天皇の女系・昭和天皇の女系の旧宮家については、 皇室典範を改正すれば対応出来る。 それにも批判があるなら、 旧宮家出身で、 現在の三人の内親王の宮配(将来の皇配候補)となった人物のみ皇籍復帰させればよい。
   民間人の場合でも、 現在の皇后、 東宮妃や宮妃のように皇族身分となるわけであるから問題ない。 更に予備的措置として、 常陸宮家に旧皇族から養子を迎える事が可能となる様に皇室典範を改正すればよい。 それでも皇位継承者を確保出来ない場合は、 廃絶した高松宮を復活させ、 名跡養子を旧皇族から迎える様に改正すればよい。 女系宮家は最終手段であり、 その範囲は、 平成天皇の内親王までに限定すべきである。 三笠宮系統の女王は、 現在の皇室典範を適用し、 婚姻による皇籍離脱でよいと考える。
   異系統(例えば、 田中宮家、 鈴木宮家、三木谷宮家、 堀江宮家、 村上宮家、 橋本宮家、 小泉宮家など)の宮家が乱立しても混乱を招くだけであるし、 皇室としての同質性が保てない。 皇室の同質性は、 男系血脈により保たれている事を知るべきである。
   長い日本の歴史の中で、 天皇を殺した豪族や軟禁した武将は存在するが、 彼らは天皇になれなかった。 何故か? 彼らは非皇族だったからである。 又、 平清盛や源頼朝が、 天皇になれなかったのも同様である。 彼らは天皇の末裔である。 しかし、 先祖が皇籍離脱にあたり、 姓(平朝臣、 源朝臣)を授けられて家臣に列した(臣籍降下)からである。 又、 彼らは、 大宝律令などで定められた皇族範囲を越えた末裔であり、 皇籍復帰の条件を備えていなかったからである。 道鏡が天皇になれなかったのは非皇族だからであり、 足利義満が天皇になれなかったのも、 皇胤の末裔といえども、 皇族の範囲を越えた末裔だったからである。 但し義満は、 女系の女系という系譜上では、 天皇家との関係は、 かなり接近する(順徳天皇の曾孫の女系の孫、 順徳天皇の孫の尊雅王は、 義満の曾祖父になる)。
   いかなる権力者も天皇になれなかったのは、 非皇族か、 皇胤であっても臣籍降下し、 更に皇族の範囲からも乖離していたからである。 これが天皇家の権威の根源である。 天皇家一門が姓を持たないのは、 唯一姓を与える存在だったからである。 伝説の部分は別にして、 皇族から臣籍降下した場合は本姓を与えられ臣下となった。 橘氏しかり、 源姓しかり、 平姓しかり、 良峰氏しかり、 在原姓しかり、 菅原姓しかりである。 ところで旧皇族であるが、 彼らは戦後皇籍離脱した。 しかし、 天皇からは姓は与えられていない。 旧宮号を家名(苗字)として継続使用する事を認められたに過ぎない。 彼らは厳密には、 臣籍降下はしていないのである。 GHQの手前、 表向き皇族には止めおけなかったので、皇籍を一時離れたというに過ぎない。 彼らは、 本姓を失念したのではなく、 本姓を与えられていないのである。 従って隠れ皇族として、 各旧宮家の嫡流は、 菊栄親睦会に参加して皇室との交流を続けているのである。 人数が多いので、 現在は傍系は参加していないらしい。 しかし、 個別に接触す機会はあるようで、 竹田宮の末裔が、 その当たりの事は、 週刊誌で、 インタビューなどに答えている。 六十年のブランクというが、 交流は継続され、 旧皇族の側にも、 それなれり意識はあるようで、 民間から皇配や宮配となるよりは、抵抗が少ないのではなかろうか?
   12月中旬には、 竹田氏が著書を刊行されるようなので、 その中身が注目される。 旧皇族の中にも、皇統断絶に危機感がある事は否めない。 三笠宮もそのあたりで危機感をお持ちなのであろう。 ご自身が皇位を継承される可能性は極めて低いが、 不測の事態が連続すればその可能性はゼロではない。 実態をよく理解していない国民が、 最近の風潮に流されて伝統文化を破壊する事には注意を払う必要がある。 男女平等であっても同質ではない。 女性を強調するあまりの逆差別が台頭する可能性もある。 天皇制廃止論が台頭する端緒となる可能性にも注意を払うべきである。 皇室典範は改正せず、 男系断絶により自然に消滅するのが理想ではないのか、 無理やり法律を変えて延命したり、 力任せに廃止する事は、 決して望ましい事ではないと考える次第である。 それでも延命(法律を変えてまで)せよと云うなら、 傍系皇統による天皇家相続が、 伝統文化と歴史の観点からは妥当と考える。 全ての方策が尽きた時に、 女系天皇家創設は考えれば云い話である。
   伝統文化を体現できない終末国家なら、 その象徴たる天皇制も不要のものとなる。 それでもというなら、 宮中祭祀の主催者の天皇とは別に、政治的象徴天皇制度(選挙制)(選挙王朝)のような形も一つの方法である。 祭祀天皇は、 旧皇族から継承者を選び、 天皇教の祭主として皇統を継承してもらい(名称は天皇から祭皇に改める)、象徴政治天皇は、 女系天皇家か、 公選により選出する、 天皇分離論というのも、 一つの選択と考える。 祭主天皇(祭皇)は、 国事行為は、 ノータッチとなる。 祭王一門は、 第一皇室、 象徴天皇家は第二皇室とすれば、 吉川の支持者も文句はあるまい。 象徴天皇家は女系で継承され、 カリスマ性はどんどん薄れる。 吉川の期待に応えることが出来るであろう。 敢えて暴論を述べたが、 そうならない為には、 充分な議論が必要であろう。
   女系は皇位が安定するというが、 皇配・宮配が決まらねば絵にかいた餅、 安定性は確保されない。 又、 多数の女宮家が創設されれば、 田中天皇家に皇位継承者が不在となれば、 鈴木宮家や堀江宮家に皇位を譲るという事になるが、 養子縁組でもない限り、 庶民の常識も通用しないおかしな関係となる。 田中家と鈴木家は、 異なる男系染色体の家系である。 養子を認めずにどうするのか、 又々問題になりそうである。吉川の理屈は、 最悪の場合、 男子を無視して、 細々と女系を繋ぐという形になりかねず、 皇室の同一性は崩壊する事になる。
   歴史上、 天皇家は、 自分の家に男子がなければ、 天皇家の地位を返上して一皇族となり、 天皇家の地位は、 傍系男子に委ねた。 そうして永らく天皇家を繋げてきたのである。 入り婿として、 或いは、 養子・猶子として血のリレーを続けて来た。 厳密に言えば、 男系染色体のリレーである。 いかなる実力者も犯すことの出来なかった血のリレー、 血脈を越える血統(男系染色体)のリレーこそが天皇家を天皇家たらしめているのである。 個人の思想が左でも右でも関係ない。 伝統文化の体現であり、 国の象徴であり、 国民の象徴たる天皇と天皇家を、 正統性を欠く事なく継続出来るか否かを考えるべきであろう。そういう観点から考えると、 いかに有識者会議が暴論を吐いているか理解出来よう。
   ヨーロッパの王家を例に出すが、 ヨーロッパは王朝交替(家名の変更)を認めて来た。 又、 国民の権利獲得の為に、 男系を排斥して女系で名目上繋ぐというやり方も、 普通に行われている。 同列に扱うことがおかしいのである。
   王家と皇帝家(天皇家)では、 形成される世界観が異なる。 天皇は、 天皇・人皇・地皇の中で、 天皇を体現した人皇が、 源であり神仙思想、 神話の世界まで結び付く。 この点がヨーロッパの王家とは異質な存在なのである。 ヨーロッパの王の権威は、 時には、 ローマ教皇から否定された事もある。 ドイツでも、 王になっても、 教皇が認めなければ、神聖ローマ皇帝にはなれにかった時代もあるが、 日本では、 天皇の神聖を否定する存在はなかった。 つまり天皇の上にそれを越えるものはないという事である。 後は神の領域という事でありその祭祀を統べるのが天皇であった。 つまり欧米の論理は天皇制になじまないという事である。 日本では、 実態はともかく、 系譜上は万世一系で、 異系が皇位を犯した事はない。
(2005.12.8.随時更新)
「万世一系」 → 永遠に同一の系統がつづくこと。 (岩波書店 「広辞苑」)

「系統」 →→→ 1.順を追って並びまたは続いていく統一のある事。2.ある原理または法則によって順序だてた統一のあるもの。 システム。3.一族間の血統。 (以下略)

「血統」 →→→ 血のつながり。 血筋。

「血筋」 →→→ 1.血液の運行する脈絡・血管。2.先祖代々の血統。 又、 それによる先天的資質。 3.骨肉の関係。 血縁。

「血縁」 →→→ 1.血筋。 血脈。2.血筋をひく親族。 血族。 親子と兄弟関係を基本とし、 さらにこの関係の連鎖で結ばれる関係。 社会的には、純粋に血の関係だけでなく、 養子関係や共通の先祖をもつと信じあっている関係も含まれる。

「血縁集団」 → 血縁関係に基づいて成立した集団。 最も一般的なものは家族で、 姻族を含めているものもあるが、 氏族や系族な どの血縁集団は常に姻族(外戚、 母方の親族、 養子の実家など)を排除している。
 

「血脈」 →→→ 1.血液の通う脈管(血管)。2.血統(血のつながり、 血筋=先祖代々の血統)

「氏族」 →→→ 共同の先祖をもつ諸家族の成員で構成され、 その先祖の直系を首長とする社会集団。

「皇統」 →→→ 天皇の血統。 異姓でない(他姓に転出しない)天皇の血統(男系男子及び男系女子)。

「天皇」 →→→ 皇帝・天子の敬称。 (中略) 男系の男子がこの地位を継承する(明治憲法では元首。 新憲法では象徴)。

「家系」 →→→ 家の系統・血縁・血縁。 * 家系図→血縁や結婚の関係を表した図。 人類遺伝学の研究などにも用いられる。

「男系」 →→→ 家系で、 男子の系統・血筋。 * 女系→女の系統、 母方の系統。 女子を通じて血統が連なる親族。
「純粋女系」女の系統。 男子を介さない、 女性の連鎖系譜(ミトコンドリアDNAの連鎖系譜)。
 
遺伝子・染色体解析考察
  『皇太子、秋篠宮に皇子誕生が無ければ、事実上現代皇室の男系(Y1遺伝子の継承)は断絶する』
  女帝・女系容認で、直系・第一子(男女を問わず)とした場合、愛子天皇が即位し、その子供が第二天皇家を継承するが、その第一子が女子である場合、第二天皇家(A家)は、一代で終わり、第二天皇家(B家)が誕生する。それでは、Y2遺伝子は連続して継承されず、権威は失墜する。

  天皇家を含む皇帝家・王家の権威・カリスマは、家系の連続性に立脚し、短期に王家が交替する事は、王家(皇帝家・天皇家)の存在意義を失わせる事になる。選挙王政の国家を除き、王家は男系継承が基本原則である事は、各国の歴史が実証している。神聖ローマ皇帝の場合、原則選挙制であり、後にハプスブルグ家が事実上世襲した。ドイツ帝国は歴史が浅く、その実態はブランデンブルグ選帝侯家の延長戦上にある(プロイセン=プロシャ王国も同じ)、ドイツは男系による継承である。フランスの場合も、カペー王家の後、王朝交替しているが、実態は、カペー王家の傍系(バロア・ブルボン・オレルアン)継承であり、各家は姻族関係にもあった。イギリスは女系相続も認めているが、一度成立すると、原則として男系継承である。時により宗教問題が絡み、男系を排除して女系に移った事もあるが、王配も近代に於いては、女系の近親などから迎えている。ヨーロッパの王室や貴族は、姻戚関係もあり、その点では抵抗が少ない。遺伝子の継承はないが、細々と女系を繋げている。チャールズが即位すると、イギリス王家の家名は改称される。

 アジアの場合、日本以外では、禅譲・放伐思想により王朝交替が繰り返されるが、王家が成立すると、男系により王統は継承されている。王家から初代王のカリスマと徳が失われると次に、カリスマと徳を備えたものが前の王朝を倒して、新たな王朝を創始した(一部を除き、前の王朝と女系も含め血脈はない)。王朝交替を認めない日本に於いては、実態はさておき、系譜上は、傍系からの相続はあったとしても男系による継承であり、藤原氏と云えども、帝位簒奪は出来ず外威に止まった。異説や異論があるかもしれないが、系譜上はそうなっている(万世一系)。従って女系により新たな天皇家が誕生するとしても、一代で終わらないように、兄弟間では男子優先とすべきであろう。又、女帝はともかく、女系天皇というのは、万策尽きた時の、最後の選択(天皇制廃止以外の)で、現時点から、それを最優先にすべきではない。
皇位継承権は、女子にも認めるが、男子誕生の場合は、男子を優先とする。(兄弟姉妹間では、男子優先)
* 第一子優先主義は、第一子が女子である場合、再度新たな天皇家を創始する事になり、現在の天皇家との血縁は希薄となる。(Y遺伝子による皇統関係は、女系では消滅しているが、更に第二天皇家のY遺伝子による皇統とも断絶する)。血脈は繋がるが、血統は断絶するので、第二天皇家創始で止める為には、第一子優先主義は避けるのが望ましい(男子優先)。
女系宮家の場合、その直系嫡男以外は、永久皇族制の適用外、即ち、その家系の始祖天皇より五世までを皇族とし、六世は皇籍離脱、旧宮号を家名とする。女系宮家の女子は、婚姻により皇籍離脱とする。直系嫡流も、六世を経過後は自由意志で皇籍離脱を認める。或いは七世より成人後除籍。
皇位継承権は、男子男系と天皇の三等親以内の女子に認め、順位は、嫡流男子からとし、嫡流女子は、傍系一位に次ぐものとする。現在の皇室に当てはめるなら、1,皇太子 2,秋篠宮 3,愛子内親王 4,眞子内親王 5,佳子内親王 6,常陸宮(略)
* 三笠宮家が皇位を継承する事は、現状では、事実上あり得ない。
* 現時点では、愛子内親王の皇位継承権を確保する為の皇室典範改正で十分。後は今後の検討課題。廃絶直宮家の再興や、傍系男系の皇籍復帰(条件付き)も検討課題とすべき。
  現在の有識者会議の内容で皇室典範が改正された後に、皇太子や秋篠宮に皇子が誕生しても、事実上、皇位継承は出来ない。即ち、正統皇統の子孫が皇位を継承できないという問題が発生する。女系容認・長子継承が確定すると、まず秋篠宮の継承権が事実上消滅 (形式上は2位に後退し、愛子皇太子に子供が生まれると、第二天皇家の系統に皇位継承権が移動し、秋篠宮の継承権は消滅) する。又、愛子皇太子に弟宮が誕生しても、事実上継承権は認められなくなる。現在洩れ伝わる有識者会議の内容では、現在の皇統に男子が誕生した場合の対応について、何の具体論も検討されていない。

   男子優先という方向にならない限り、皇太子(徳仁親王)の後は、愛子内親王というのが、有識者会議の見解の様で、男系男子(正統皇統)の誕生を視野に入れていない事も問題である。とりあえずは、秋篠宮の継承権を認め、その後に男系男子の誕生が無ければ、愛子内親王が継承するとした方が、正統皇統の断絶(Y1染色体継承の断絶)は、引き伸ばせるのではなかろうか。

  1. 女帝即位については、現在の男系皇統断絶後とする(愛子内親王の継承権は、桂宮に次いで七位とする)。
  2. 女性の継承権は内親王までとする(現時点での女性継承権の一位は愛子内親王とする)。
  3. 女系天皇家の相続権は、長子優先ではなく男系優先とする(原則として、同一家系における皇位継承)。
  4. 愛子天皇(男系女帝)の名跡は、眞子内親王が皇位を継承する(男系女帝)。眞子天皇の名跡は、佳子内親王が継承する(男系女帝)。
  5. 女性天皇家創設は、男系皇統と男系女子の皇位継承者が不在となった時に創設する(佳子天皇の名跡は、愛子天皇に男子がある場合は、愛子天皇の皇子が継承する)。愛子天皇に皇子が無い場合は、眞子天皇の皇子が継承する。眞子天皇に皇子が無い場合は、佳子天皇の皇子が継承する。いずれにも男子がない場合は、女子のある家系が皇位を継承し、その後にその子が、新たな女系天皇家を創始する。すべての家系(女宮家)に女子も無い場合は、天皇制は廃止し、旧天皇家の祭祀は、新たな国家元首が代行する。
[皇位継承権]
平成天皇−1.皇太子=2.秋篠宮=3.常陸宮=4.三笠宮(崇仁)−5.三笠宮(寛仁)=桂宮=愛子内親王=眞子内親王=佳子内親王 (実際は可能性の問題で、こうなるとは限らない)

平成天皇−1.皇太子=2.秋篠宮=桂宮=愛子内親王=眞子内親王=佳子内親王=内親王の皇子(第一位は愛子内親王の皇子) 

有識者会議(案)

平成天皇−1.皇太子−2.愛子内親王(皇配は、旧宮家出身)−3.男子(女)*女子の場合、新たな女系天皇家が誕生する。
* 秋篠宮の継承権は、事実上剥奪している(有識者会議の狙いは、正統皇統の断絶、或いは、排除か?)
別の有識者の会などの見解
  • 平成天皇−1.皇太子−2.愛子内親王(皇配は、旧宮家出身)−3.男子(男系皇統復活)−4.男子(愛子内親王の皇孫)
  • 女系宮家 秋篠宮−1.眞子内親王(宮配は旧宮家出身)−2.男子(男系皇統復活)−3.男子
  • 女系宮家 秋篠宮−1.佳子内親王(宮配は旧宮家出身)−2.男子(男系皇統復活)−3.男子
  • 平成天皇−1.皇太子−2.秋篠宮3.旧皇族男子(皇籍復帰・男系皇統復活・皇位継承)−4.男子
  • 平成天皇−1.皇太子−2.秋篠宮(平成天皇の男系断絶)(現在の継承権三位以下の皇族が継承する可能性は、ほとんどない)
  • 廃絶宮家=(名跡継承養子)=旧宮家男子(養子により皇籍復帰)−3.男子(皇位継承)−4.男子
  1. 皇太子に旧宮家より養子を迎える(継承権あり)。
  2. 愛子内親王(愛子天皇)に旧宮家より養子を迎える(皇配は、皇族に復帰するが、継承権なし。その子供が継承権者となる)。
  3. 廃絶宮家の名跡養子に旧皇族を迎え(皇籍復帰)、その子供に継承権を与える。
* 皇配・宮配は、旧皇族・菊栄親睦会の皇胤男子より迎える(男系復活を可能にする)。
天皇家及び天皇制を継続するなら、女帝は認めるが、その後は、歴史に照らしても、男子皇統への回帰が望ましい(皇室典範を改正し、傍系男系の復活と継承を認めれば可能)
 
                                     『皇位継承・女系と女帝』(男系と女系問題)                    このページのトップへ移動
男系・女系解析系図
   愛子様の子供は、父方は、非皇族(民間人)で、男子の場合は、別の男系染色体(Y2)を受け継ぐ。女子の場合、女系の証であるミトコンドリアDNAを受け継ぐが、この系譜(本来の女系=純粋女系)は、どこまで遡っても皇統に辿り着く事はない。今女系問題が取りざたされるが、母親を皇族とする血統という云い方の方が適切かもしれない。愛子様の子供が女子の場合、雅子様を経由して、雅子様の純粋女系を遡る(系図参照)。従って、愛子様の子供が皇統を継承する事はないということである。確かに愛子様の血脈は受け継ぐが、子供自身は非皇統という事である。血脈では繋がるが、血統という点では別の血統という事である(Y1染色体は継承されない。ミトコンドリアDNAでも繋がらない)。
(2006.1.17.更新)
                   『男系と女系問題(ミトコンドリアDNAと男系染色体)』                      このページのトップへ移動
ミトコンドリアDNAと男系染色体
 
                                                       『皇位継承・女系天皇』                          このページのトップへ移動
 
女系天皇家系図モデル
皇位継承、特に今話題になっている女性天皇問題は、慎重かつ充分な検討が必要であろう。一度破壊した歴史や文化・伝統の復元は難しい事を承知しておくべきである。拙速な結論づけは、後に禍根を残す事になる。
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